地球規模のテロリズム
本当の挑戦
かつて探求というものが、これほど強烈で真剣であったことはない。人類が、今日のような苦悶の中にいたことはなかった。探求はつねに苦しみからやって来る。大きな苦悶がある時はいつも、その苦悶が挑戦を生み出し、人は何か意義あるものを見出そうとする。それによって、苦しみが解消されなければならないからだ。暗闇が本当に深い時、そこで初めて人は光を探し求めるのだ。
そして、暗闇はとても深い。今は、もっとも深い暗闇の時代のひとつだ。人々が、これほどの不安と、混乱した無秩序の中にいたことはなかった。というのも、過去において存在した価値は、すべて消えてしまったからだ。人はもはや過去に根ざしてはいない。未来に目指す目的地も消えた。すべての理想郷は失敗だったのだ。人は何をして、どこへ行けば良いのかを必死に探し求めている。
価値あるとされて来たものが重要性を失うと、他の何かが代用として取って代わる――それが、過去に何度も起こって来た。ある宗教が消滅すると、他の宗教が取って代わる。一つの観念が役立たずだとわかったとたん、少しはましで、もっと輝いて見える別の見方が直ちにあてがわれて来た。今、これまでのすべての理想は失敗し、もはや取って代わるどんな代用品もない。ひとつの価値観が失敗し、次の別のものがやって来たとしても、それは今や、たいした変化をもたらさない。今、価値を置くことそのものが失敗し、あるのはただ真っ暗闇……進むべき場所がどこにもない。これこそまさに、人類の目覚めへの大きな挑戦の時だ。
Osho, Let Go!, #5