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Osho Osho On Topics 聴くこと

聴くこと

 私を聴いているあいだ、あなたはふたつの方法で聴くことができる。科学的な方法は集中することだ――私が言っていることに集中する。それは、ほかのあらゆることに対して自分のマインドを閉ざしてしまうということだ――過ぎていく飛行機、列車が雑音をたてる、通りの往来、こずえで歌っている鳥たち……すべてのものに対して自分のマインドを閉ざす。私のために小さな鍵穴だけを開けておく。私だけを聴く。科学者はそうやって聴く。鍵穴を通して存在を見る。
 神秘家は部屋から出てきて大空のもとに立ち、あらゆるものに完全に開いている。それがもうひとつの聴き方、瞑想する人の聴き方だ。それだと、あなたは私を聴きつづけ、その背景として鳥たちのさえずりがつづいていく。そして、私の言っていることを鳥たちのさえずりが乱すことはありえない……いや、まったくない。それは、その美を強調する。それに色彩を与える、音楽を与える。しかも鳥たちだけでなく、過ぎていく飛行機や突然の雑音も、対照的にさらなる沈黙をうみ出す。
 飛行機が過ぎ去ると、あなたは突然、もっと深いレベルで私を聴いている。そして、飛行機が過ぎていこうとしていて、雑音があるあいだは、あなたは両方を聴いている。あなたは乱されない。内側で、「このばかな飛行機が私の邪魔をしている」とは言わない。飛行機にはあなたの邪魔をすることなどできない。だが、もしあなたが内側で、「このばかな飛行機が私の邪魔をしている」と言ったら、あなたがそう言っていること自体が邪魔になる。そう言っているときは、あなたは私を見失う。飛行機にはあなたの邪魔などできない。だが、それへのあなたの反応は、かならず邪魔になる。
 瞑想的に聴くということは、あるものはすべて受け容れられている、歓迎されているということだ。そのすべての多様性において、宇宙は受け入れられている。あなたは起こっているすべてに対して、あらゆる面からただ開いている。すると、あなたは驚くだろう! それは、それほどにも大いなる沈黙、それほどにも無上の沈黙、それほどにも深遠な沈黙をもたらしてくれる。